「やってみないと分からない」のつかいどころ
このブログでは
「小売業は信頼Up⤴で売上Up⤴」
をテーマに
従業員がみるみる育つ
指導方法や
販売力接客力Up⤴スキルを
心理のチカラを活用して
お伝えしています。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
最近「理想の上司」で
上位に上がる
松岡修造さんのことばに
「過去を見るな
未来も見るな
今を見ろ」
のような言葉があったことを
思い出しました。
納得できる❢
そして、わかりやすい。
出来るかどうかは
別にして・・(^^)
カナダの著名な精神科医
エリックバーン氏のことばに
「過去と他人は変えられない
自分と未来は変えられる」
のような言葉も有名ですね。
納得できる❢
ごもっとも。
わかってはいるけど・・(^^;
人は
過去を振り返り、
浸ったり、反省したり
今この時を
笑ったり、怒ったり
そして、
未来を思って
やる気になったり、不安になったり
これって
商売も同じですね。
過去からの経験や成功体験から
明日の方針を決めていく。
決めたら
実行する。
こんなことの繰り返しで
お客様と楽しく関わりながら
お店の成長のために
日々、何かに取組んでいる。
そう、
売上を上げるためには
色んなことをやってみて、
お客様の反応を見て
修正していく、
と言う
プロセスがとても大切ですね。
売上Up⤴のご相談を受けていると
「やってみないとわからないから・・」
と、よく言われます。
その通り❢
商売(未来)は
やってみないとわからないこと
だらけです。
どんなに良い案があっても
行動しなければ、
先には進めませんから・・ねっ☺
しかし、だからと言って
全てのお店が
何でも
「やってみないとわからない」で
行動して
成果が上がるかと言うのは
また別の話です。
今日はこの
「やってみないとわからない」が
お勧めなお店と
使いどころを工夫する必要がある
お店について考えてみます。
「とりあえずやってみる」
「やってみないとわからない」方式を
いつでもお勧めできるお店は
こんなお店でしょうか?
たとえば、
無限の資金力があり、
売場面積はいくらでも増やせるし、
使える時間もたくさんある。
仕入枠は前年の200%にしても
ビクともしない。
広告やチラシは
10万枚単位で発行できる。
と言う方には
この
なんでもかんでも
とりあえずやってみる
「やってみないとわからない」から
方式をお勧めできますね。
ん〰💦
あまり現実的ではない
たとえばでしたね。
それでは
こんなお店は?
思うように売上が上がらない・・
なるべく経費はかけたくない・・
現状の仕入額で
なんとか売上を伸ばしたい
しかし、何をしたらよいか
有効な打ち手を思いつかない・・
思いついた打ち手を
やってみた
少し売上があがったけれど
目標には届かなかった・・
こんなお店だと
「やってみないとわからない」を
どこで使うかで
結果に大きな差が出ますね👏
〰小売業あるある〰
売上が思うように上がらないから
「安くした方がいいですか?」
という質問
本当にあなたの商品が
「高い」
のであれば、
安くした方がいいかもしれませんね。
価格を下げることで
多くのお客様が喜んでくださり、
お店全体の売上Up⤴に
貢献できるようなら、
価格を下げてみるという
施策が有効かもしれません。
「やってみないとわかりません」が、
しかし、
何となく、とか
他のお店がそうだから
という理由だけで
「やってみないとわからない」
に、踏み切ってしまうと
さらに
まずい事態を引き起こす
可能性も秘めています・・よね
売上は
客数×客単価ですから
価格を下げると言うことは
客数を上げる施策と
セットで考える必要が
ありますね。
その商品が
いくつ売れていて、
そのうちの何人のお客様が
「高い」と感じているのか?
欲しいけど、
「高いから買わなかった」と
思っているお客様が
何人いるのか?
いくら下げれば
何人のお客様にお買い上げいただけそうか?
そのためには
何をしなければいけないのか
たとえば
広告、ちらし、DM、口コミ
POP、展開、陳列、接客、仕入等
色々打てる手がありますね。
現状を分析し、
課題を見つけ、
実行できる施策を決め、
客数×客単価を計算し、
売上Up⤴が見込める
と言う計画を立ててから
さぁ!行動しよう!と
旗を振る🏁
経営者のあなたは、
お店の、販売に関わる
全ての人が
その計画を実行する、
目的と目標を理解した上で、
その目標に向かえるよう
ビジョンを掲げ、
目標を明確にし、
行動を促すための
働きかけを行います。
ここでやっと出番です!!
「やってみないとわからない
だからこそ
計画を実現するために
精一杯、出来ることをやろう!」
それでも計画通りに行かないことが
色々出てくるでしょう。
何しろ
先のことはやっぱり
「やってみないとわからない」
のですから・・(^^)
「また、計画通りに
行っていないことがあれば
修正するために
お互いに情報を共有しよう」
と、
施策に対して
計画との差を見つけ
上手く行っている時は
さらにうまく行くように
計画を下回っている時は
課題を見つけて
一刻も早く
修正できるように
根拠のある
次の手を打ちます。
ここでまた、
「やってみないとわからない」
繰り返し↻繰り返し↻繰り返し↻
商売も未来も
「やってみないとわからない」
使いどころを工夫すれば
売上Up⤴にも
モチベーションアップ⤴にも
有効ですね✌
あなたのお店は
どのタイミングで
「やってみないとわからない」を
使うと
売上や効果が上がりそうですか?
ちょっと考えてみてくださいね。
【余談の数値】
小売業初心者の方には
先ほどの
「安くする」危険について
具体的な計算でお伝えしています。
売上=客数×客単を
もう少し理解したい方は
ここからもご覧ください👀
【例】
月に50人の方が買ってくれている、
10.000円の商品を8.000円にしたとしましょう。
売上=10.000円×50人=500.000円
ここまではお分かりですね。
では売価を8.000円にして
今まで通りの客数(50名)なら
売上=8.000円×50人=400.000円
ですね。
このままでは、
売上が減ってしまいます。
では、今まで同様の売上を
得ようとすると
売上=8.000円×63人=504.000円
つまり、
客数を126%にする必要がありますよね。
しかし
これで安心してはいけません。
それでは利益で考えてみましょう。
10.000円の商品、原価が5.000円とすると
利益=5.000円×50人=250.000円
8.000円にすると、
利益=3.000円×84人=25.2000円
同じ利益を確保しようとすると
客数はなんと
168%にしなければ・・ですね。
単純に商品に対する
利益だけで計算しましたが、
客数が168%とすると
経費(配送料、包装料、人件費等)も
今までと同じと言うわけには
行きませんね。
原価も下げれば、問題ない?
同じ客数で同じ利益が生れるよう
原価を3.000円にすれば・・
誰が買ってくれるんでしょうね?
そもそもそれでは
全く別の商品になってしまいます。
ありえないと思われるかもしれませんが、
よくある
負のスパイラルなんです。
価格を変えると言うことは
その後の商売に
大きな影響を与えるモノなのです。
実現可能な計画をしっかりと
立ててから
「やってみないとわからない」に
踏み切ることを
お勧めします☺
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
販売力接客力Up⤴に関する
ご相談を承っています。
👇